便秘について

  • 現代人の悩み

便秘とは、排便が3日以上ない、便の量が少ない、残便感がある、または排便が困難である状態を指します。現代人の多くが便秘で悩んでいますが、そこにはストレスや運動不足、食生活の乱れが深く関わっています。

排便をする際は、副交感神経が優位になりますが、ストレスがかかると自律神経が乱れ、交感神経が優位になります。ゆえに、ストレスを溜めない生活が大切です。
また、デスクワークや立ち仕事など、同じ姿勢のまま過ごすことが多い生活では、運動不足になってしまいます。お腹の筋肉が低下してしまうと、大腸の蠕動運動能力も低下し、便秘に繋がります。適度に運動して、全身の血の巡りを改善し、腸の運動を活発化させましょう。
さらに最近、朝食を食べない方も多いのではないでしょうか。朝ごはんには、寝ている間に下がった体温を上げ、体内時計をリセットし、体を目覚めさせる働きがあります。さらに、空っぽの胃に食べ物がはいることで、腸の蠕動運動につながります。一日三食決まった時間にしっかりと食事をとるようにしましょう。

生活環境を改善しても、便秘が改善しない場合は、便秘薬を使用してみましょう。
市販薬も様々な薬がありますが、まずは非刺激性の薬を試してみるのがおすすめです。便に水分を含ませて柔らかくすることで、排便しやすくします。次に、整腸剤と併用する方法もあります。腸内環境を整えることで、腸内の便の状態がより良くなることが期待できます。もしそれでも改善しない場合は、刺激性下剤を使用する方法もあります。蠕動運動を促すことで便を排出しやすします。

便秘薬にも様々な種類があるため、どれを選べばいいか悩んでしまうかと思います。もし迷うことがありましたら、いつでも薬剤師にご相談ください。

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