不眠について

  • 現代人の悩み

不眠症は、眠りにつくのに時間がかかる、夜中に何度も覚醒してしまう、早朝に目が覚めてしまうといった、質的または量的に十分な睡眠が取れない状態を指します。これにより日中に倦怠感や意欲低下、注意散漫、食欲低下などの不調症状があらわれてしまう病気です。

不眠の原因は、アルコールや薬の影響、精神疾患など多岐にわたります。現代社会においては、一般成人の約30~40%がなんらかの不眠症状に悩んでおり、その原因の多くはストレスと言われています。
ここでは、不眠への対処法をいくつかご紹介します。

  1. 就寝・起床時間を一定にする:休日の寝だめや夜更かしは、体内時計の乱れにつながります。また昼寝時間は、30分以内にしましょう。
  2. 適度な運動:軽く汗ばむ程度の運動(有酸素運動がおすすめです)をおこなうことで、体がほどよく疲労し、より良い睡眠につながります。
  3. 太陽の光を浴びる:朝起きて太陽の光を浴びることにより、睡眠の質を高める体内ホルモンが生成されます。このホルモンは、太陽の光をあびて約14時間後から分泌されるので、早朝の日光浴が重要となります。
  4. 就寝前のリラックスタイム:就寝2時間前からは、スマホやパソコンを使用するのは避けましょう。また、ストレッチをしたり好きな音楽を聴いたりして、ストレスをやわらげることも大切です。

上記の方法を試しても改善しない、眠れないのが辛い…。そんなときは迷わず専門医に相談しましょう。
不眠について一人で悩み、不安になることで、不眠が悪化するだけでなく、うつ病を発症したり、心身に影響がでてしまいます。医師の指導のもと、適切な薬を飲むことが大切です。

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