下痢の薬と対処法
- 風邪について
下痢は、食中毒やウイルス感染、細菌感染やアレルギー、ストレスなど様々な原因で引き起こされます。下痢が起こると腸内の水分や電解質が失われ、脱水症状を引き起こすことがあります。
下痢の薬は大きく分けて、下痢止めと整腸剤の2つがあります。
下痢止め: 主に腸の動きを鎮めて下痢を止める作用があります。この薬は、症状を抑えるだけで原因を治すわけではありません。また、細菌感染やウィルス感染の場合、原因となる細菌やウィルスの排出を妨げ、腸内にため込んでしまいまうこともあります。かえって逆効果となり、症状が悪化してしまうケースもあるので、激しい下痢や嘔吐、発熱などがある場合は速やかに受診しましょう。
整腸剤: 腸内環境を整える作用がります。乳酸菌やビフィズス菌といった菌が、乱れた腸内フローラを整え、下痢症状を改善することが期待できます。しかし腸内環境は人によって異なるため、合わない整腸剤もあります。
下痢の際の対処法として大切なのは、十分な水分と電解質(ナトリウムやカリウムなど)の補給を行うことです。脱水症状を防ぐためには、水ではなく経口補水液が効果的です。また、食事がとれるようになってきたら、お粥やうどんなど消化の良い食事を摂り、体を休めることが大切です。
もし下痢が数日間続く、血便が見られる、高熱が出るなどの症状があれば、すぐに医療機関を受診しましょう。