坐薬の使い方
- 子どもの薬
坐薬は肛門から挿入して、腸から吸収される薬です。腎臓や肝臓への負担が少なく、即効性があるのが特徴です。
使用する際に、いくつかポイントがるので、以下に使い方と注意点についてご説明します。
まず、保護者の方は石鹸で手をよく洗い、手を温めます。坐薬自体も清潔に保つことが大切です。
お子さまは、排便が近ければ先に済ませましょう。
冷所保存していた坐薬は、使う前に室温にもどしておきましょう。(手で温めてもOKです)
- お子さまを仰向けにして両足をしっかり持ち上げる体位か、横向きになり両ひざをを曲げる体位をとる。
- 坐薬のとがった方から肛門へ入れる。坐薬が見えなくなれば大丈夫です。
- ティシュで1分ほど肛門を押さえます。その後、ひざを伸ばして元の体勢に戻れば、自然と奥まで入ります。
- 5分後くらいに出てきていないか確認しましょう。もし出てきていたら、そのまま同じものを肛門に再度入れましょう。
もしお子さまが痛がったり、うまく入らない場合は、坐薬を少し濡らすか、ベビーオイルを塗って滑りをよくしてみる方法もあります。
また、お子さまが深呼吸して息を吐いたタイミングで入れるか、絵本や人形などお子さまの注意を別なところに向けるのも有効です。
坐薬は薬嫌いなお子さまにも確実に使用することができる優れた薬です。使い方がわからなかったり、不安なことがあれば、いつでも薬局にご相談ください。